2010/01/20 作品(5)楓図壁貼付・作品(6)松に秋草図屏風
(5) 楓図壁貼付(かえでずかべはりつけ)

(6) 松に秋草図屏風(まつにあきくさずびょうぶ)

長谷川等伯筆
文禄元年(1592)頃
京都市・智積院(ちしゃくいん)蔵
天正19年(1591)、3歳で夭折した豊臣秀吉の長男、鶴松(つるまつ)の菩提を弔うために建立された京都の祥雲禅寺に描かれた障壁画。70㎝を越える太い幹の楓は、両腕を広げるように、雄雄しい姿で描かれ、紅葉や木犀(もくせい)、鶏頭、萩、菊の草木は、幼くして亡くなった鶴松を包み込むように優しく画面を彩ります。
ライバル狩野永徳(かのうえいとく)が創り上げた画面から飛び出さんばかりに巨木などの対象を描く「大画様式(たいがようしき)」を意識しながら、狩野一門の作品にはみられない自然描写をみせ、なおかつ叙情性を備えた長谷川一門独自の美的特質が、みる者の目を奪います。
■展覧会ホームページ → http://www.tohaku400th.jp/


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